楽しみ方は色々

この一カ月、ほとんどLX100がメインだったので、

すっかり独特の操作や描写性に、慣れてきたのですが、

LX5が戻ってきたので、久々のお家撮りです。

f:id:Hydrornis:20170217000057j:plain

いつものようにほぼ真上のからの撮影では、

あまり変わらない大きさに見えますが、

X-Pro1 はミラーレスとは思えないぐらい「でかっ!」

と感じると思います。

 

上記の組み合わせだと、横幅25mm、質量は250g違うのですが、

実際に持つと、X-Pro1 は見た目より相当に軽く感じます。

LX100は反対に、手のひらサイズなのにずっしりと金属の塊です。

ダイヤル配置がほぼ同じなのに、両者の使い勝手はかなり異なっています。

 

X-Pro1 は、35mm装着時はOVFで撮ろうと考えるので、

シャッター速度優先ぎみの単写で一枚一枚確認しながら撮影、

LX100は、絞り優先というか開放ライブビューで爆速の撮りまくりです。

なのでこの2台は持つと性格まで変わってしまいます。

 

どちらも生産完了品なので、

この比較にどんな意味があるのかわからないけど、

似たようなカメラを持っている人にだけにしか伝わらない感覚かな。

ちなみに、望遠レンズを装着した時はまるで逆になります。

同様に、LX100もLVFを使う時はかなり気を配るので、

結局のところ被写体しだいなのかもです。

2017年2月23日より発売

キヤノンは発表から発売がとても速いです。

アップルのように、新製品が出た翌日から次世代機の噂

が氾濫するほどではないけど、

どう考えても、実物が流通している方がいいです。

cweb.canon.jp

PowerShot G9 X Mark II は海外発表があったので、

満を持して登場で、国内は発表日を調整して他機種に合せています。

驚きなのは、むしろ同時発表の残りの3機種コンデジが、

すべてCCD搭載のモデルだったことです。

 

完全に割りきった機能と価格設定は素晴らしいです。

このあたりのコンデジは、印画紙出力が前提のフィルムがない

カメラとしての利用を主に想定して設計されているので、

最大で2Lサイズが綺麗に見えればOKなのです。

 

極端に型落ちとか、販路限定の商品とは違うので、

スナップ写真(焼き増しとかして友人に配る)時にも安心の

キヤノンクオリティです。

 

PowerShot G9 X Mark II については、

エントリー一眼レフと同等以上の価格なので、

最新の技術がおしみなく注ぎ込まれた小さな芸術品です。

たった3gの軽量化にこだわれる唯一のデジカメです。

 

旅カメラとして、最良の選択肢なのですが、

このブログは対極のポジションにあるLX100を選んでいます。

たまたま巡り合わせが良かったのもあるのだけど、

PowerShot G9 X Mark II が出る事を知っていたので、

PowerShot G9 X (初号機)はどうしても買いにくい状況です。

順調に価格が推移していれば、G9 X はジャストのタイミングになる

はずだったのですが、供給量が減って価格は上昇しました。

G7 X Mark II の販売を維持するのに精一杯の状況です。

 

PowerShot G9 X Mark II の初売価格は、¥58,800 (税込)です。

初号機と同程度なので、いずれまた機会があると思います。

EOS 9000D / EOS Kiss X9i

たぶん、大きな進化なのだと思うのだけど、

プレミアムエントリーモデル

ファミリーモデルの最上位機種

の違いが、あまり良くわからないのですが、

電源スイッチが左側にあるのか右側にあるのかの好みと、

Kiss ブランドを必要かどうかで選ぶしかないです。

 

今日現在のキタムラ販売価格は、

EOS 9000D ダブルズームキット ¥140,940 (税込)

Kiss X9i ダブルズームキット ¥131,220 (税込)

EOS 80D ダブルズームキット は、¥152,330 (税込) -  ¥15,000 値引!

なので、実質の購入時価格は、¥137,330 (税込)

EOS Kiss X7 ダブルズームキット であれば、¥48,980 (税込)

 

4月上旬の発売なので、今夏のボーナス商戦期なれば

もう少し序列に準じた価格になるとは思います。

上位機種には、6Dと7D MarkII もあって、

ミラーレス機は、M5とM6 は、デュアルピクセルCMOS AF

余程詳しい店員さんでも、説明するのが難しそうです。

もはや店頭での販売は少ないので問題はないけど、

入口を増やした分だけ、ハードルは高くなっています。

 

このブログ的には、ペンタプリズムのEOS 80D で決まり

と言いたいところだけれど、既にレンズがお家に幾つかあるので、

順当に考えたら7D MarkII 、もしくは、6D MarkII を待ちます。

新製品の感想としては、お話にならない結論ですが、

マーケティングが上手なキヤノンなのでグローバル的には

利用者に対する訴求力を高めるラインアップを揃える判断でしょうか。

 

キヤノン一眼レフ、しかもエントリー機が一番売れているのは、

間違いのない事実です。そこを確実にレベルアップさせているので、

世界一のカメラメーカーとしては、極めて正常な方向性です。

たぶん実際に使う機会があれば、次世代レベルを実感させてくれるはずです。

今回は出し惜しみもなく、これからのスタンダードになると思います。

CANON EOS M6

今日は完全にキヤノンの日ですね。

f:id:Hydrornis:20170215181851j:plain

EOS M6 EF-M15-45 IS STM レンズキット が、

キタムラの初値で、¥104,490(税込)

一番立派な、EOS M6 EF-M18-150 IS STM レンズEVFキット 

だと、¥140,940 (税込) になっております。

 

本体のみ質量が、約343gで幅が約112.0mmなので、

最近の豪華なミラーレスの中では意外と小さい感じです。

全機デュアルピクセルCMOS AF搭載なので、

細かいところを見ると微妙に差をつけてありますが、

レンズの性能がそのまま画質になると思います。

 

シルバーが用意されたので、ぐっとカメラらしくなっています。

キヤノンの最大の強みは、純正のマウントアダプターで、

EFレンズの資産も活用できる部分もあるのだけど、

特に画角が変わることもないので、

この理由が購入動機になる人は少なそうです。

 

EF-Mレンズは、開放から破綻のないように設計されている

と考えると、望遠端F6.3も納得できるかというと、

やっぱ格下の設定に感じてしまいます。

この辺ピラミッド型の製品展開は、

上位機種とのバランスがどうしても難しくなります。

 

キヤノンのカメラは失敗しない安定感が魅力なのですが、

レンズ交換ができるカメラなので、

EF-Mレンズにも一本ぐらいは、大口径が欲しいところです。

XF35mmF1.4 R と、XF35mmF2 R WR の比較なら、

正直後発のコンパクトレンズの方が安定感があると思うけれど、

大口径F1.4単焦点レンズという響きだけでも、

かなりの満足感があります。

 

一眼レフカメラを売りたい気持ちはよくわかりますが、

「いままでのミラーレスに、満足しているか?」

Yes ! 相当に満足しているので、キャノン様もそろそろ本気出して

カメラ本体だけでなく、魅力的なレンズを期待しています。

普通に、EF-M 30mm F1.8 IS STM とか発売すれば、

確実に売れそうなのに不思議とすら感じます。

「DL」シリーズ発売中止

昨日発表されたニコンの報道資料

Nikon | ニュース | 報道資料:プレミアムコンパクトデジタルカメラ「DLシリーズ」発売中止のお知らせ

かなりショックですね。

 

ついこないだ、このブログでも、

hydrornis.hatenablog.com

心配していたことが現実になってしまいました。

開発費が増加、収益性重視の観点とか正直過ぎて驚きです。

粉飾決算や、リコール隠しにくらべれば全然ましな告白なのですが、

待ちわびていた個人ユーザには、かなり厳しい理由です。

 

さすがに今日は、-14.60% で個人投資家もがっかりの様子

でも一番ダメージを受けたのは、やはり開発チームの技術者で、

完成しなかったプロジェクトは痛恨の悔やみです。

 

たった一度もミスも許されないような風潮は健全ではないです。

失敗のない仕事ばかりをしていると、大きな成長に繋がらないので、

この経験を忘れてしまうのはなく、飛躍に昇華させてください。

からくりカメラ

美しい描写には、やはり美しい道具が不可欠です。

少々ごつくて強面のデザインなのだけど、

持つととっても小さく感じられ、

古き時代のからくり細工、

お茶を運ぶ人形を現代に蘇らせたような不思議な感覚です。

f:id:Hydrornis:20170211001908j:plain

もちろんたくさんあるデジカメの中には、

LX100よりも美しい作品を生み出す組み合わせはあるのだけど、

これは仕事の道具ではなくて、いっしょに楽しむ相棒です。

四角いカメラの魔力 + 最先端技術の融合です。

 

たぶん興味のない人には変な形のカメラなのですが、

趣味というのは、勝手に一人で盛り上がっても

他人に迷惑をかけたりはしないので、放っておいてくださいね。

そんな感じで、ツボにはまった特殊なカメラの分野です。

 

何日か前に、はじめてのデジカメにふさわしいのでは!

と書いたのですが、最初のカメラが皆これだったら、

世の中特別な志向の人だらけになってしまうので、

普通のカメラが売れなくなるかも知れないです。

 

上の画像はF2.0のマクロ領域なのでピントは緑の部分だけです。

そのままF5.6まで絞るとほぼ全体が被写界深度に入ります。

なので意外とコンデジ感覚でも使えると思うのですが、

当分の間このカメラは、Aではなく1.7(ズーム時も開放値)

を多用して、ボケを楽しむことになりそうです。

 

そんなわけで、LX5 の代替品になれないと思いますので、

早速、次を探さなくてはと考えると嬉しい大変な事になりそうです。

凝縮された精密感

LX100は最高に良くできたおもちゃ箱(である)。

(誰かの名言ではなく、このブログが有名になったら引用してね)

コンパクトカメラは、もはや日本の伝統文化といっても

過言ではないほど熟成されているのですが、

この凝縮された精密感は、接触した者が皆呆れるほど異次元の緻密さです。

 

コンデジとしては十分にでかいのだけど、

全部本物で手抜きは一切なし!

この先、こんなに手間のかかったデジカメは出てこないかもです。

 

とても重要な操作はすべてスイッチかダイヤルに、

それぞれ単機能で割り当てています。

左手はレンズ、右手はカメラ機能の配置も相当のこだわりですが、

各スイッチ、特に絞りリングは異常なこだわりで、

A はロックボタンではなく、回転力の重さでコントロールされ、

マニュアル操作時のクリック感は高級マウス並みです。

好みもあるけど、XFレンズよりもいい感触です。

シャッタースピードダイヤルも同じくA は重くて角度があります。

 

この辺の操作系は縮小サイズにすると使いにくく感じるので、

露出補正ダイヤルも含めて、完璧に計算されたサイズです。

そのせいもあって、かなりキツキツの配置なのだけど、

どうしてもこの大きさじゃないとダメという、

LXの誇りというか美学を貫いています。

 

最高の技術の中にこそ、最高の美しさが存在するのは、

アスリートの世界だけに限った事ではなくて、

精密機器だって、当然極めればそれは輝いて見えるので、

工芸品としても立派に通用する、実在している美しい製品です。

鏡筒にある最優先のスイッチ

LX100はレンズ一体型ズームなのだけど、

35mm換算の24mm、最広角端だけは特別扱いです。

F1.7、3cmマクロなどは、24mmだけに限られた機能です。

  • 10.9mm(35mm換算24mm) = F1.7
  • 11.4mm(35mm換算25mm) = F1.8
  • 11.7mm(35mm換算26mm) = F1.9
  • 12.1mm(35mm換算27mm) = F2.0
  • 12.5mm(35mm換算28mm) = F2.1

こんな感じで、28mmより内側の画角でも開放値が変化します。

F値が0.1変わっても、それほど違いがあることはないけど、

24mmだけスペシャルな単焦点として考えると楽です。

 

ズームレンズは、かなり多くの人は最広角と最望遠端を多用する

傾向があるのですが、LX100の24mmはいざという時の隠し玉

どうしても困った時に発動する必殺技として使います。

望遠端は超解像iAズームも使えるのですが、

最初から28-70mmのレンズだと思えば、

屋内撮影はかなり余裕ができます。

 

昨日の続きになるけど、

ISO感度で、2,3段は十分に対応可能

手ブレ補正でも、およそ2,3段は持ちこたえられるので、

三脚なしでもピントが合う条件なら頑張れます。

 

明るい方に関しては、

最大絞りがF16まで用意されいて約2段

電子シャッターの1/16000秒も使えるのでさらに2段

露出オーバーの心配はたぶんないと思います。

 

LX100だけに許される素晴らしくエクセレントな喜び

それは、アスペクト切り換えスイッチです。

今さら説明しなくても、LXシリーズ最大の決め手はこれです。

LX5の頃は、3:2が使えて一眼レフと同じところが良かったのだけど、

今は、1インチが高級コンパクトの主流なのであまり価値がない

ともいえるのですが、24mm + 16:9 は旅カメラに必須です。

 

現代において画像を鑑賞する最も多い媒体はディスプレイです。

全画面表示をした場合も無駄なく全体が表示されます。

24mmが必要なのは、主に横方向の見ている情報を一覧させたいからで、

16:9 を使うと、自分ズームが出来ない室内では特に重宝します。

 

LX100は、16:9だけが正しい比率になっています。

3:2 や 4:3 が微妙に数字が合わないのはたぶんそのためで、

4Kも含めて、パナソニックはこだわっているのです。

16:9だけはMサイズを指定した場合、3840x2160となり、

4Kモニタで表示させる最適化を行なっています。

スイーツを撮ってみた

文字だらけの連載なので、

ちょっと疲れてきたというか読んでる方も大変です。

一応まだ練習中の段階なので、そこんとこよろしくお願いします。

f:id:Hydrornis:20170208000320j:plain

思いきり言い訳からスタートすると、

自宅ではないので、おしゃれなクロスとかを用意する時間もなく、

使い込まれたテーブルの傷までもしっかり写っています。

 

これで、ISO1000なので手持ちだとギリギリです。

広角端まで引いた画角なら、ISO200でも1/60秒が切れます。

F1.7の威力はやっぱりあると安心感があります。

FUJIFILMの場合、単焦点が主力なので、

ほぼ同じ条件で撮影出来ます。

 

許容感度はそれぞれですが、

LX100はこれでも気になる人は気になるかも?

このブログ的には、明るい室内はISO1600も全然OKです。

 

光源によって色合いはだいぶ変わって見えるので、

家庭用LEDシーリングライトは、自然光より地味な感じです。

おまかせiAだと、料理と認識すれば艶やかさを重視した表現になります。

ショートケーキ一個分が、この距離だとちょうど良い塩梅

奥までピントを合わせるのはかなり難しく、

真横に並べた場合は一段絞れば、問題なく写ります。

 

やっぱりLX100は普通のコンデジではなくて、

レンズ交換式のデジタルカメラと同等の扱いが必要です。

今回のような構図だと三脚なしの撮影は厳しいです。

幸せなデジカメとの関係

LUMIX DMC-LX100 を自在に操れるようになったら、

次のデジカメは明確なポイントにこだわって選べると思います。

  1. アナログ操作が合っているなら→富士フイルム
  2. 時代は完全に4Kだと思うなら→パナソニック
  3. カメラはやっぱりフルサイズなら→各社の高級機
  4. コンデジはもっと小型軽量なら→サイズと見た目と懐具合
  5. ここまでの高画質はいらないかも→スマホをフル活用

選択肢はたくさんあるけど、LX100を使うと見えてくる世界です。

これがレンズ交換式のエントリーモデル(特にダブルズームキット)

だったりすると、どうしてもマウントに縛られてしまいます。

好きなメーカーを決めて新製品を待つのは楽しいけれど、

「いつかはクラウン」みたいな頂上志向は、

デジタルの世界において、今ではもう難しいと感じます。

 

LX100は、近所の家電量販店に置かれるタイプではなかったので、

だぶん購入をしたほとんどの人は相当なカメラファンです。

デジカメが右肩上がりで販売台数を伸ばしている頃の製品であれば、

たぶんひと桁違う出荷数なので、多くの人にアピールも出来たのですが、

ある程度ターゲットを絞ったサブ機のポジションになってしまい、

はじめてのデジカメと対極の製品としての取り扱いが悔やまれます。

 

運良くこのカメラに触れたことがある人は、

その後幸せなデジカメとの関係を構築している人が多いです。

見かたによっては、デジカメの深い深い森に彷徨い込んでしまったと

お悩みの方も、時々ブログで見かけるのですが、

ほぼ例外なく本人は趣味として充実した満足感に溢れています。

 

非常に少ないサンプル数だけでいえば、

この層に属する者が現在の到達している機材はX-T2なんです。

ここから先は勝手な想像なのですが、

非常にフットワークがいいので、

欲しいモノは必ずいつか買ってしまいます。

情報収集もかなり積極的にしていると思われるので、

X-T20が確実に発売される事を知っています。

最悪X-T20の方がやっぱり良かったと判断すれば、

その時点でX-T2を売却すれば、わずかな差額で入手可能です。

この間、待ち続けることなく機材が使える価値を頭にいれているので、

あまり躊躇うこともなく購入に踏み切れる人たちです。

 

またあさっての方にいってしまいました。

このブログは周回遅れが当たり前の買い増しサイクルです。

今回の事例で説明をするなら、

LX5(2010) → LX7(2012) → LX100(2014) → LX9(2016)

の3周遅れで、1世代前、対象の機種からは2世代後になります。