紙のカタログは最近少なくなってきましたが、
双眼鏡のカタログは見ているだけでも楽しくなってきます。
カメラのように大々的に発表されるわけではないので
ニュースリリースもひっそりとしたものです。
ほとんどのカタログには基礎知識にようなものが載っていて
用語の解説とアドバイスがついています。
対物有効径がいろんな意味でもっとも重要ですが、
昼間の探鳥であれば20mmから40mm級どれでもOKです。
口径は大きさと関連があるので目的にあったものがベストです。
倍率は7倍8倍10倍を見比べてもあまり違いは感じられず、
これはもう好みの問題といっても良いかも、7倍は選択肢が少なく
10倍は手ぶれが気になるので、8倍を選ぶのが無難です。
8倍を基準にすると、実視界は7.5°以上のものにしておけば対象物を
比較的容易に導入することが可能になります。他の項目では
アイレリーフ、最短合焦距離、重量あたりは必要です。
アイレリーフが15mm以上をハイアイ設計と呼んでいて
メガネをかけたままでも全視野が見渡せるという理屈になっています。
18mm以上であればスキーゴーグルの上からでも使えるそうですが
これは眼鏡の形状や見口の素材とも密接に関わるので、特にこの部分は
実際の商品で試して見た方がいいです、屋外がメインなら最短距離は
3mあれば困ることはなく、1.5mの商品なら美術品の鑑賞にも使えます。
重量は許容範囲によってかなり差がありますが、700g以下でしょうか。
最も気なるのは価格で、双眼鏡の場合ほとんどに希望小売価格があり
大手量販店なら30%OFFぐらいが正常な商品だと思います。
値段に関して、不当に高い定価を80%引きにしてお安くみせる手法も
いまだにまかり通っているので、怪しげな商品にはお気をつけください。