森は生きている

今日の鳥さんギャラリーは、

またしてもちょっと小さいけれど、ミドリヒロハシです。

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大きな森の奥深くに入り込むと、

光が全くとどかないところもたくさんあります。

もちろんそこにも色んな生物が住んでいるのですが、

鳥たちと出会うのは、日差しが入り込むような場所が多く

たぶん暗いところだと気づかれないように息をひそめている

状態なので、見つけることができないのだと思います。

 

この画像だと真ん中に写っているのでわかりますが、

ヒロハシ君は擬態色なので、特にこの角度だと葉っぱに見えます。

画像全体の幻想的な雰囲気も、とてもこの森らしいです。

面白いと思ったのは、太陽の光を浴びている動かない植物の方が

緑から黄色に変化している様子で、動物であるヒロハシ君は

光を通すことなく、森の色のままで変わらないことです。

 

はじめての森に入る時は、

期待と不安が入り混じった複雑な気持ちになっています。

もちろん未開の森ではなく、人が歩いたことのある道があって

予めルートも決めておきます。ガイドさんもいるので、

まかせておけば、次々見つけ出してくれるのですが

慣れてくると、段々と感度が上がっていって、

大きな声、小さな声、遠くの声、近くの声などが

聞き分けられるようになってきます。

 

はじめて聞く声がほとんどだけど、

この状態 = 緊張から解き放たれて感度上昇になると、

ただそこにいるだけでも、気分は完全に森の住人です。

エルフの耳になると、見えてくる世界も少し変わりますよ。