ゴイサギ

今日の鳥さんギャラリーは、ゴイサギです。

かなり大きな鳥なので、身近にいるようには見えないけど

住んでいる場所によっては、すごくたくさんいるんです。

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この画像は、特別な修正をしているのではなくて、

たぶんスコープとの接続がうまくできていないために

四隅が激しく暗くなっているものと思われます。

失敗作にも思えるのですが、よく見るとかっこ良くも見え

真紅の虹彩がゴイサギのイメージを引き立てています。

 

この撮影地はお家からは離れていますが、

集合住宅地のど真ん中にあるため池の中央に

100羽ぐらいのサギ類が集まる大コロニーがあって

そこに住んでいる人ならベランダから何時でも見れます。

 

ここほど大きなコロニーはあまり見かけませんが、

池があって浮島のような藪があればどこにでもいます。

有名なところでは、上野動物園のペンギンさんのところです。

いまではゴイサギ対策のテグスが張り巡らせられていて

数は減りましたが、以前はペンギンさんより多くいたほどで

姿がわりと似ているので、間違えていた人もいるほどです。

そのゴイサギはすべて上野の森の野鳥なので、

近くにコロニーがあったのだと思います。

 

こんなに大きな鳥が人の近くにいるはずがないと思うのが

普通なのですが、ホントにもう目と鼻の先で見ました。

ゴイサギの幼鳥はホシゴイと呼ばれ成鳥と違い

茶色に白い斑点が混ざったような配色をしていて

大きさは同じぐらいで子供なのにお年寄りの風貌なのです。

 

ある日のことでした。いきなり目の前に茶色の物体が

落ちてきたのです。こちらは何がなんだかよくわからずに

身構えるほど驚いたのですが、ホシゴイ君はまだ若くて

ヨチヨチ歩きのまま、時間をかけてそこから移動しました。

 

何かすごいものを見てしまったと思ったのですが、

その後、正体がわかって少しがっかりしたのだけれど

昼間はほとんど動かない鳥なので、デジスコの練習では

接眼やカメラの組み合わせで、解像度のチェックをしたり

4000mm超級の撮影も余裕で楽しむことができました。

 

顔はちょっと強面だけど、慣れると怖可愛い変な鳥です。

完全な成鳥になると、冠羽が伸びてとても美しく変貌します。

望遠レンズを使って鳥のいる風景を撮影するような人なら

どの角度からも絵になる鳥なので、いつか挑戦しようと

思っているのですが、なかなかうまくは撮れないです。