EF50mm F1.8 STM

先月の最後の方で書いた

EOS 7D Mark II ホワイトモデル - Hydrornisの日記

の中で、EF50mm F1.8 II は、撮影をすることも可能な蓋です。

とか言っていたら、新しいのが発売されちゃいました。

 

キヤノン:ロングセラーの単焦点レンズをリニューアル“EF50mm F1.8 STM”を発売

実に、約25年ぶりにリニューアルだそうです。

このニュースリリースで驚いたのは、

現在も全世界で月産7万本以上を誇るロングセラー

なのだそうです。とてつもない数量ですね。

 

単純計算で、70,000 × 12 × 25 = 21,000,000 本です。

定価ベースだと、12,000 × 21,000,000 = 252,000,000,000

計算が間違ってなければ、2,520億円です。

売価が9,000円、卸しが6,000円と仮定してみると

総売上高は、1,000億円を超えてしまいます。

 

如何にもこのブログ的な訳のわからない計算ですが、

例えば、この100倍ぐらいの値段がする

EF400mm F2.8L IS II USM だったら、

年間約8,000本ですよ。初年度はご祝儀で売れるかもだけど

25年間に渡って売り続けることはとても不可能です。

 

さらにしつこく、みんなの憧れサンニッパの

EF300mm F2.8L IS II USM で計算すると、

月産1,000本以上を販売し続けなければなりません。

うーん、これならひょっとして可能なレベル?

それにしても、すごいビジネスですね。

 

EF50mm F1.8 II の写し出す画像はとても素直で、

非常に一眼レフらしい、美しいボケ(?)を楽しめます。

レンズ構成はそのままにパワーアップしているそうだから

EF50mm F1.8 STM も、たぶん人気のレンズとなるでしょう。

 

最後に、

hydrornis.hatenablog.com で、

上記した、とんでも計算をしてみると、

CANON 10X42L IS WP 双眼鏡を1機種だけで、

年間50,000台以上売らないとならないことになります。

 

現行で発売されている、Canon双眼鏡の6機種計で考えても

多めにみて、年間10,000台前後ではないかと想定されるので、

市場規模の違いを実感することができます。

 

ただ、ここで重要なのは、

双眼鏡はこれから縮小する運命にはないということです。

Canon様は当然気づいていると思いますけど、

デジタルが進化した結果が、

交換レンズの売り上げを伸ばしたのです。

 

だからこれからの発展した時代に必要とされるのは、

やはり高度な技術力に基づいた光学系の存在です。

 

このブログのメインとなるテーマは、

見て、触って、感じて、それから考えるというもので、

その一番の入り口である視覚を最大限増幅するアイテムとして

双眼鏡が選ばれています。でもそれは従来型の双眼鏡という

ジャンルに縛られる必要はなく、その事を十分にわかっていて

実現することができる、最も近い位置いる企業がCanonなのです。

 

見るという行為がいかに大切なのかを考えてみると

辿り着くところは、意外と単純な仕組みなのです。