KOWA TSN-IP6

アイポンの周辺機器第一弾は、

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フォトアダプター KOWA TSN-IP6 です。

KOWA PROMINAR OFFICIAL WEB SITE

これは、写真でみたままなのですが、

双眼鏡にアイポンをくっつけるアダプターです。

 

何が楽しいかというと、

双眼鏡がアイポンの望遠レンズになることです。

この商品は、コーワの双眼鏡以外の保障はできないのですが、

そこは懐の深いコーワの製品ですから、

接眼レンズ直径41mmの商品なら接続が可能です。

 

基本的には、SVシリーズ用と考えられるのですが、

SVシリーズは、共用のパーツを使ってコスト削減を

実現させている機種なので、直径41mmの商品は他社でも

多く採用されていて、本格タイプであまり高額ではない双眼鏡は

非常に似たような見口になっているため、

ひとつぐらいは合うと思っていました。

 

小型双眼鏡にはそのままでは無理なのはわかっていましたが、

42mm径双眼鏡に、ぴったり合っているのが上の写真です。

32mmの方は逆に1mmほど大きくて断念しています。

 

本気で撮影に臨むのであれば、

差し込むだけの簡単接続ではなく、スコープを使います。

その場合は、アタッチメントを追加してアイポン側も

も固定した方がバランスもとれるのですが、

そこまではしないという人向けです。

 

Plus用のアダプターが販売されていないのは、

この方法では限界と判断しているようです。

精密に加工されたアダプターなので、

光軸は正確にあっています。

 

接続時には、ほぼ真円を覗く状態になり、

4隅のケラレがなくなるまでズームして画面いっぱいにすると、

ウィンドウズのプロパティで35mm判換算で62mmです。

この状態だと、257mm相当の画角と考えられ、

さらにズームして、469mmにすると、

約4倍の電子ズーム相当ですが、

双眼鏡で覗いているよりも大きく見えます。

 

もちろん撮影はできるし、

アイポンは、ボリュームボタンがシャッターになるので、

有線でリモートシャッターに対応しています。

画質はコンデジで電子ズームを使用したのと同じぐらいです。

 

基本的には、複数人で遠くの被写体を見るためのものです。

動かない鳥さんが相手だと、ずっと双眼鏡を持っているのは、

かなり大変なので、少し離れてモニタで観察します。

どう使うのかは購入者のアイディア次第です。