このぐらい偉い方がなくなった場合、
なんといっていいのか良くわからないのですが、
謹んでご冥福をお祈りいたします。
タイは年中行事のようにクーデターがあって、
現地駐在員にこのことを質問すると、
国王が生きているうちは大丈夫と答えます。
それぐらい外国人にとっても絶大な信頼があったのです。
実際タイに訪れてみると、
タクシーの運転手は、ロータリーの周回中でも
国王の写真に向かって平気でワイをします。
都内を走る電車のホームを歩いていると、
突然みんながパントマイムのように立ち止ります。
これは全員が国歌を聞いているのです。
タイはかなりの階級社会なのですが、
国王に対する敬愛は、全国民がまったく同じです。
あまりにも身近で絶対的な影響力をもった存在なので、
しばらくは喪失感が残り続けると思います。
タイ国際航空のウェブサイトは、
現在のところ、衷心より哀悼の意を表します
として、モノクロの表示になっています。