光と影の越境者

さらに、似ているのは見た目だけなので、

LX100 は、びっくりするほどデジタルカメラなのに対し、

X-Pro1 の方は、いかにもカメラといった感じです。

画質はX-Pro1 が圧勝といいたいところですが、

LX100 をコンデジ扱いするのはNGです。

 

X-Pro1 は、既に5年前の機種なので、

見た目だけではなく、画質もレトロなのかというと、

APS-Cセンサー搭載の本格デジカメと違うのは画素数ぐらいです。

X-T20の発売が決まったので、全機2400万画素になったけど、

モニタで等倍表示で見くらべてもわからないレベルです。

話が変な方向ですが、このブログの感覚では、

レンズ交換式カメラ界の標準というか、

結構すごいレベルを意味します。

 

回り道が長過ぎて少々わかり難いので整理すると、

レンズ一体式ズームのコンデジ(今回はLX100)なのに、

比較の対象がレンズ交換式のAPS-C機(今回はX-Pro1)なのです。

なんか余計に混乱してきました。

 

最高に良く撮れた画像だけを抜き出した場合は、

やはりAPS-C機であるX-Pro1の方が綺麗に感じるけれど、

LX100も得意のシーンでは、息をのむ表現力です。

LX100に限らずLUMIXのコンデジは歩留まりがいいというか、

ミスショットがとても少ないのが特長です。

 

この素晴らしいLUMIXのお気楽な部分を継承したまま、

ハイクオリティな画像を、コンスタントに軽々と描き出します。

レンズ交換式のエントリーカメラの正しい到達点を、

本当の意味で具現化した自由なカメラです。