100周年にふさわしい双眼鏡
ニコンのメモリアルデーは、
本年7月25日と決まっているようですが、
今年いっぱいの販売もしくは発表なら100周年記念として
特別なモデルをリリース出来ます。
光学技術の集大成として、WXシリーズの販売は理解できるのですが、
折角なのでもっと利益を上げる商品があっても良さそうです。
60万円の双眼鏡を売る側はもちろん、
買う方の都合もあるので、10万円ぐらいが妥当です。
8×30E Super Excellent は、さすがにもう無理そうなので、
今からでも間に合いそうな、8×32SE Special Edition
見口を今風に変えるとか、EDレンズを追加とかちょっとだけ手を加え
10万円の最高級ポロ双眼鏡に仕上げれば、
双眼鏡ファンだけでなく、最高性能が必要な人は結構多いです。
単に売上だけの問題ではなくて、後世に語り継がれる見えない財産を
残せるかもです。なんというかこのブログ的には、
実働出来る最高級の見え味の双眼鏡が欲しいわけなのです。
Nikon 8×32 SE は、在庫が拭した製品なので、
現在購入する事は出来ないけど、だからこそ極限の明るさを追求
した双眼鏡として、今なお語り継がれている銘品です。
1998年販売開始なので、20年前のモデルです。
現在の技術を持ってしても、伝説を越える事は難しいです。
なので、伝説を超えるためには本物を作る以外の方法がないです。
それが出来るのは、オリジナルを作ったニコンだけなのです。
カメラは記録を残すモノなので語り継がれても作品が残るのですが、
双眼鏡は記憶を残すモノなので、思い出は永遠に輝き続けます。
今の時代に双眼鏡が爆発的に売れる予測は楽観的過ぎて、
投資家様向けにはとても受け入れがたい冒険ですが、
100周年を逃がせば最高の技術はお蔵入りです。
60万円の双眼鏡を100台売るのと、
10万円の双眼鏡を1000台売るのはどちらが容易かを考えれば、
答えは出てるような気もするのですが、
同じ投資をするなら後者の方が成功の確率は高いです。
何の実績もないメーカーが販売網もなく挑戦するのとは違います。
日本最大手の双眼鏡メーカーが本気で取り組む記念事業なので、
一口10万円なら本物を作れば一般消費者にも今なら受け入れられます。
双眼鏡という道具が完全になくなってからでは遅いです。
本物を自分の眼で見て感じる事が出来る歓びを伝えるチャンスを
持っている企業はとても数が少なくなっています。
美しいものに出会ってSNSでただちに共有
でも、もしかするとその撮影を配信した人すらも見逃している
世界がまだあることを知ってほしいと思っています。