ThinkPad の譜系

現在このブログに訪問する35%が、

hydrornis.hatenablog.com

のエントリを読んでいるようです。

異例のアクセス状況なので、少々補足をします。

 

ThinkPad は、日本IBM大和事業所で研究・開発され、

2010年に横浜市へ移転、レノボ・ジャパン横浜事業所大和研究室

会社が変わっても、場所が変わっても必要とされ続ける

特別に価値のある技術者が設計を担当しています。

 

最大の特長は、キーボードの使用感に関するこだわりです。

7段配列はそれを象徴するような文字入力に対する執念が感じられます。

近年のモデルではトラックパッドを配置する制限により、

最上段は省かれていますが、不自然なサイズのキーはないです。

 

今風のパソコンの使い方だと、Macのトラックパッドの方が便利に思えますが、

スクリプト記述をする技術者や、文字入力がメインの文筆業の方など、

いわゆるThinkPad愛好家は、他のノートより好ましい感触です。

特にIT関連の仕事をする人にとって、ThinkPadは制限が少ない機種です。

今では背面に大きなロゴは当たり前のようになっていますが、

ここにライバル社のマークが入っているとあまり印象が良くないです。

 

各種ドライバの頻繁な更新や、補修部品を入手しやすいこと、

交換可能な消耗品が比較的安価で提供されていたり、

保守マニュアルもあって、サポートだけでなく独力で解決する事も可能です。

自宅で使う場合は、国産メーカーのオールインワンが良さそうだけど、

サポートが解決するまでに要する時間はあまり変わらないです。

 

法人注文を除いてカウントした場合、

オススメの機種として選定した台数が最も多いのはThinkPad です。

これが歴史の重みといえば、そうかもなのですが、

わずかな差額で済むなら、購入後の満足度は高いと思います。