フィルムカメラは時間を楽しむ優雅な道具なので、
それはもう大変な手数が必要になります。
- 20年以上前のカメラ
- 9年前のスキャナ
- 7年前のPC
- 未だにフィルム現像してくれるショップ
等々
全てを整えてようやく成立します。
中でも一番難易度が高くて味わい深いのは、
最終のレタッチ工程です。
デジカメ撮影画像の調整と異なるパラメータの操作が多いです。
そもそも表現手法がまるで別物と考えられるので、
誰もが認める美しさだけを追求しようと思っても答えは見えてこないです。
富士フイルムという会社の写真に対する想いは実に深いです。
- Xシステム
- チェキ
- フィルム
これらを今なお用意していて、
尚かつ企業としてきちんと利益を生み出しているのは、
必要としている人が存在するからです。
経営者は会社を存続させるために努力をするのが仕事なので、
必ずしも本業を研鑽していれば安泰とは限らないです。
こんな幸せな会社は今では希少な存在ですね。