iPhoneX(テン)待ちはあるかとは思いますが、
理由はとっても簡単です。
「高いから!」
これ、マスメディアはスポンサーなので当然ですが、
ネット上でも、公式に近いサイトほど、
この点を回避しています。
ほんの少し前までは、本体価格0円!
もれなく一台当たり数万円のキャッシュバックが当たり前
だったので、今さら定価(しかもキャリア設定価格)
は、ありえないです。
iPhone7 の時も微妙だったのですが、
毎月1万円以上のローンを組める人は少ないです。
最先端技術にお金がかかるのは仕方ないけど、
iPhoneは既にインフラの一部なのです。
強力な販売網を構築して、とてつもなく難しいことを、
何とか説明して販売を続けてきたのですが、
限界はどの業界にもやってきます。
特に日本はいいものにはお金を出してもいいという
技術志向が強いので、10万円も1回なら購入してくれます。
でも2回目からは厳しく製品を評価することになるので、
ランニングコストに加えて高額商品を買うことに、
疑問を持ち始めます。必要な人は使い続けるし、
不要な人は身の丈にあった環境に対応します。
デジタルデバイドは今後深刻になっていくものと思われます。
Appleがこれまでしてきた事は、大変素晴らしい業績だし、
今後もいきなり消滅してしまうようなことはないけど、
もっと違う方向へ変わっていくと考えられます。
定価販売 + 複数年縛り は、とても長く続かないと思うので、
現実的には2,3世代前の端末が主力になって、
仮想移動体通信事業者が少しだけ増える状況かな。
MVNOは若干敷居が高そうに見えるので、
強力なプッシュがないと普及しないかもだけど、
事実上看板が替わっただけなので、
余剰人員を振り向けられれば、余裕で対応が可能です。
数年後どうなっているのか予測は難しいですが、
大企業は大企業のままだし、中小企業は中小企業のまま、
この仕組みは変えたくない人の声の方が大きいので、
簡単にはいかないと思います。