すべてはこのリースリングから始まっています。
お家ではリースリングが圧倒的主力なので、
常時数本はストックしてあります。
消費した分だけ補充するので、
お酒コーナーに行くと必ずチェックしてるのですが、
近年ドイツワインは人気がなくて少ないです。
正統派の100%リースリングはまず普通のお店にないです。
大きなスーパーでも選べるほど種類はなくて、
お酒があまり好きじゃない人用に甘口として置かれています。
そんなわけで、相当のお酒好きでも甘いと敬遠されます。
お酒は嗜好品なので、無理して飲むものじゃないので、
甘いの嫌いという人にあえて出す事は避けています。
上質のドイツワインは今では容易なことでは味わえないです。
この傾向は当然市場に反映されるので、
ドイツの作り手も、トロッケンタイプを生産しています。
これでドイツワインファンが増えるかというと、
普通のアルコール飲料を飲みたい人がドイツワインを選ぶ理由は
特に存在しないので、もっとリーズナブルな商品にします。
日本でこの現象を作り出したのは、実はサントリーだったりもします。
この件に関しては、ロバート・パーカーJr.の影響も大きいです。
かなーり回り道をしましたが、
特殊な志向を持つ人が嗜好品を探す場合、
特別な思考を屈指して指向性の高い情報の収集が必要になります。
WORLD PREMIUM RIESLING
のラベルと説明書きには、原産国 = ドイツ、タイプ = 辛口
とあります。白ワインの辛口ぐらい曖昧な表現はなく、
まともに考えれば、トロッケンタイプかな?
と思って買ったのですが、これは完全に嬉しい誤算だったのです。
まさか近所でこれほどのレベルのリースリングを
入手可能な日がやってくるとは思ってもなかったです。
ドイツワインを語る上で格付や等級なる基準があるのですが、
それらはまた別の専用サイトにお願いして、
このブログ独自のポジションでいくと、
- オルツタイルラーゲ
- モーゼル地方の別格醸造所
- そこまでは有名じゃない良い作り手
- 100%リースリング
- 外国人用の等級の高いワイン
- クロネコワイン
といった感じで購入ルートも含め味わいを検討します。
とっても厳格に分類されているのですが、
実は残糖度と品質はあまり関係ないことに気が付くと思います。
そんなわけで、このワインが甘いかどうかは重要ではなく、
伝統・気品や風格、繊細さをいかに感じられるかが、
ドイツワインにとって大切な要素になります。
WORLD PREMIUM RIESLING
は、透明感(ピュアな部分)を最重視しています。
ちょっと磨き過ぎている感じも若干しなくはないのですが、
最初の出会いのワインとしてパーフェクトです。
ここから先は相当に長くなりそう思えるので、
実物を飲むしか方法がないのですが、
興味のある方は、上記リストの3.以上に位置する
2,000円クラスの、QbA級ワインとくらべてみてください。
本当にびっくりするほど爽やかな風のようです。