カメラ専門店に直接訪れるのは、
スペックだけでなく、実物に触れることが大きいです。
目的がはっきりしていれば、実写のイベントに参加した方が、
より確実で貴重な経験になるけど機会は少ないです。
GFX システムのような特殊用途のカメラはなおさらで、
全アイテムの展示があるお店は都心でも極めて限られています。
FUJIFILM GFX 50S 本体は、一眼レフと同じぐらいの大きさ
お値段の事はおいといて、これならスタジオ内は余裕と
思っていたのですが、レンズがとにかく大きいです。
正確を期すなら、最大径が異常に太く感じます。
マウントが大きいので当然なのですが、
気軽にスナップで使う構造にはなってはいないようです。
長玉を担いでフィールドを歩きまわるのにくらべれば
ずいぶん楽に思えるのですが、趣味で使うシステムではなく、
計算し尽くした条件を整えてようやく成り立つ機材と考えられます。
頭の片隅で秘かに候補としてあったのですが、
実物を目の前にすると、完全にお仕事の道具にしか見えず、
趣味として楽しむデジカメではないこと知りました。
実際カメラ屋さんにいると、とても手を出せない製品よりも、
その場で直ちに購入可能なレンズ群の方が気になります。
最後の最後まで気になったレンズが2本あったので、
悩みに悩んだのですが、買ったばかりデジカメをなるべく多く使って
迷いなく撮影に臨めるようにしておかないといけない状況なので、
正気に戻ってようやく帰路につきました。