巨大なレンズを見るだけで興奮するのは、
鳥撮人よりも、天文家の方が多いのと思われますが、
ヨンニッパを見かけるのは、イベント会場です。
焦点距離(400) ÷ 開放F値(2.8) ≒ 142.857mm
約15cmのカメラ用レンズは市販される最高峰なので、
見るだけでもありがたい感じで、実際に持たせてもらうと、
重さだけではなく本物感にびっくりすると思います。
さすがに手持ちで撮影するのには無理があるので、
主に三脚を使うのですが、これもまた凄い装備となるのに、
なぜか過酷な環境で使われるのが当たり前の仕様です。
そこまでして機材をはこぶ理由は、その価値があるというか、
そのような条件でしか表現できない姿を最高の画質で記録したい、
そして、それを見て感動を共有するある種の使命感です。
この辺は神々の領域になるので、500mmF4の方が設計上有利だとか、
現実的な価格に抑えられるとかはあまり考えても意味がないので、
ラインアップに、400mmF2.8がある事がとても重要なのです。
デジカメの高感度性能や画像処理の技術は向上しているので、
100-400mmの望遠端でも、同等の画角で撮影は出来るようになって
いるのだけど、何が必要と考える基準はそれぞれに異なります。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
数値的には、100-400mm相当なるので、使いやすいそうに思います。
もしかすると過酷な条件になるほど歩留まりは良さそうですが、
これも発売前で約20万円なので、レンズの森は深いです。