JBF会場は眩しいぐらいの環境なので、
中心部の見え方は双眼鏡の大きさとは関連がないです。
何が言いたいのかというと、
HG 4機種の使いやすさの部分でくらべると、
8x42 > 10x42 > 8x30 > 10x30
一般的には、上記のような感じだと思います。
使いやすさの内訳は、手ぶれ、導入のしやすさ、位置調整力
など、光学性能とは少し違ったところが含まれます。
右にいくほどピーキーな性格になります。
うまく言葉では説明できないもどかしい表現になるけど、
かなーりアバウトに例えると、
8倍が、1/250秒相当、10倍は、1/60秒相当で、
カメラなら2段分ぐらいに感じます。
導入の難度も段違いに8倍の方が有利です。
スイートスポット(?)
双眼鏡と眼の位置をぴったり合せるポイントがかなり狭いです。
これを克服するのは経験ではなく「鈍感力」です。
20代なら、8x42
30代なら、10x42
40代なら、8x30
50代なら、10x30
実際にほとんどの双眼鏡はぶれているのだけど、
ぶっちゃけ歳をとるとあまり過敏に反応しなくなります。
このブログを見ている人はほとんど逸般人だと思われるので、
自分にふさわしい双眼鏡はどれなのか判断できますが、
普通のカメラファンが双眼鏡デビューをする一台を選ぶような場合の
基準として、まだ若さには自信がある人は、8x42
そうでなければ、8x30 が幸せな選択に感じると思います。
とても重要なところなのでもう一度だけおさらいしておくと、
MONARCH HG 4機種の昼間の見え方はほとんど同じです。
しかもこの双眼鏡は通常の双眼鏡を2倍ぐらい精密にした工(光)芸品です。
その中でもっとも取り扱いが難しいのが
MONARCH HG 10x30 だと思われるので、心構えが重要になります。
特別な道具はだいたい昔から気難しい性格をしています。
MONARCH HG は、最新の機器なので全体的にはマイルドですが、
使いこなす過程を楽しむような、特殊な世界にある双眼鏡です。
「なぜあなたはそれをえらぶのか?」
「そこに10倍があるから!」
ってぐらい10倍双眼鏡が好きな人向けと思われます。
※ このブログは普通の人も少しは見てるかもしれないので、
いちおう念のためにこのエントリを書いています。