アートの深層世界
美術鑑賞の定番といえば、Vixen マルチモノキュラー
4×12,6×16,8×20 と3種類あって、画像は4倍12mmの単眼鏡です。
とても小さいです。この製品は手を伸ばせば届きそうだけど、
直接触ることができないもの、あと少しだけ近づけたらわかるのに
そんな最後の一歩を視覚的に補助することで満たす目的で使います。
大きな手の人なら包み込めるほどの小型望遠鏡なので、
周囲に人がいてもあまり目立たず、見たい部分に集中できます。
街中でも時刻表とか案内板の小さな文字が良くみえるようになるので
すぐ取り出せるように上着のポケットに入れておけば、何かと便利です。
部屋の中で2-3mぐらい離れた書棚を見た時の文字見やすさの比較では、
双眼鏡の方がやや有利に感じますが、これは光学性能よりも手ブレの影響
が大きいと思います。単眼鏡は片目と片手なのでどうしても不利ですね。
ワンランク上の、NIKON モノキュラーHG 5x15Dとか
アルテスモノキュラー HR 6×21ならもっと良く見えるはずですが、
手ブレを止めるのは難しいので、Papilio6.5×21の選択もありですね。
それにしても、VIXENは単眼鏡も6倍が3種類もラインアップしてます
さすが6倍のビクセン。
オペラを鑑賞するために作られた優雅な装飾品とはまるで逆、
館内の空気感すら乱さず、ただ見ることだけに特化した控えめな道具
芸術に対して敬意をもって接する点では、同じことなのかも知れません。