3,000円以下でもちゃんとした双眼鏡がほしい部門
なんかもうわけのわからない括りになってしまっています。
ラストを飾る双眼鏡は、Vixen ジョイフルM 6×18 です。
しかも、20mm級といっておきながら対物有効径が18mmです。
これまで紹介してきた双眼鏡は、20mm級はもちろん
屋内双眼鏡の時でも、眼鏡をかけている人でも使いやすいことに
こだわっています。20mm級はすべてアイレリーフ15mm以上のもので
屋内双眼鏡は数値としては下回っていても、眼鏡をかけてる方が
使いやすかったり、十分な視界が得られることを前提とした商品です。
なぜそこにこだわるのかは、はじめて買った双眼鏡で使いずらい思いを
すると、その時の印象がそのまま残り、せっかくの出会いが裏目になって
双眼鏡の素晴らしさに気付かぬまま二度と振り向かないこともあります。
30mm以上の双眼鏡であれば、それなりの値段もするので買う時にも
ある程度の商品の特徴を理解した上で購入する可能性が高いですが、
小型双眼鏡は割と身近なところでも普通にしかも安く売っているので、
最初の双眼鏡となることが多く、非常に残念なことですが、とても残念な
商品であることの方がとても多いのも事実なので特に意識していました。
ジョイフルM 6×18 は、3,000円以下でもちゃんとした双眼鏡があることを
教えてくれるとても数少ない商品です。もちろん、色々と事情があって
処分価格で販売される良い商品もあります。そういうのに当たればいいけど
通常はそんな機会に恵まれることは少ないと思っていた方が常識的な考えです。
ジョイフルM 6×18 は、日本を代表する総合光学機器メーカーのビクセンが、
販売する商品なので、カタログにも載っていて、通販限定製品とか販路限定の
特殊なものではなくて、正規ルートで適正な価格で売っている現行品です。
ジョイフルM 6×18 の最大の特徴というか存在の意義はまさにこの部分です。
アイレリーフは10mmです。眼鏡を付けたままではケラレも発生します。
色はパステルで2色用意されていましたが、現在ではピンクの生産は中止され
パールブルーだけになってしまいました。でもこの商品は、ヨドバシ.comだと
2,920円(税込)で、今すぐにでも購入可能です。292ポイントも還元されます。
ちゃんとわかって使えば、実視界が7.5°あるので多少ケラレても実用範囲です。
実は眼鏡をかけている人でも、ほとんどは裸眼で双眼鏡を使うことが可能で
実際やってみると、良く見えてびっくりする人もいます。移動しながらの
使用はしない方が安全ですが、舞台とか座ったまま鑑賞するような場合なら
その迫力を楽しむことができます。この双眼鏡は本当に小さいけれど、
持ってみると、ずっしりと重量感があり、ガラスの詰まった光学機器だと
実感できます。同価格帯のダハタイプとは比較にならないほど良く見えます。
しかも、ビクセンの正規品は、すべて5年間の製品保証がついてきます。
3,000円以下の双眼鏡を買うのは馬鹿らしいと思うのも全く正常な考え方です。
で採り上げたスワロフスキーの責任者ならきっと笑うでしょう。
しかし今でもこの価格帯の製品が市場に溢れていることも確かな現実なのです。