値段なんて特に気にしなくても良いなら部門
最初の紹介というよりも、ライカのために作ったような区分で
本日の双眼鏡は、Leica Ultravid 8 x 32 HD です。
それではまずライカの魅力とは...
無理でした。
とても有名なフォトグラファーの歴史的な名作が、
今も人々の心の中に残っていて、それを撮影した機材は
いつもライカであり、日本では特にレンジファインダーの
人気が高くて、現在でも多くの人たちを魅了し続けています。
この程度が限界です。野鳥の撮影でライカを使ってる人はまずいない
と思いますけど、鳥のいる風景であれば素晴らしい作品もあります。
でも、ここでは双眼鏡に関してだけ着目することにいたします。
探鳥地に行くと、ライカの双眼鏡を持ってる人は結構多数います。
知り合いの人やガイドさんなら、フィールドでも気軽に見せてくれるので
その時に、どうしてライカなのかを尋ねると答えは大体決まっていて
すごく要約すると、なんとなく気に入っているから、みたいな感じです。
このあたりが、カメラと双眼鏡の決定的な違いです。
ライカの双眼鏡を使っている人は、ほぼ例外なく複数台所有しています。
状況によって使い分けたり、ご夫婦で参加している方々が多くいて、
色々と見比べたりもして、いくつか買ってみた結果しっくりくるのが
ライカの双眼鏡だったというのが、上記の答えとなっているのです。
Ultravid 8 x 32 HD は、このクラスとしては比較的軽量な535gです。
性能だけを追求するなら、42mm級でもあまり値段が変わらないのに
敢えて32mmを選択するのは、重量や寸法はこだわりの大切な要素で
自然観察のスタイルとして、優先度が非常に高いことがわかります。
見え方については、今さら申し上げることは何もないです。
これがライカの見え方と言われれば、まさしくおっしゃる通りです。
念のためですが、この双眼鏡は思ってる以上にコンパクトで、
利用者によってはやや窮屈な印象に感じられるかもしれません。
使い手を選ぶあたりは、さすがライカといったところでしょうか。
昨年のフォトキナで、Ultravid のHD-Plus というのが紹介されていて
すでに製品化してると思っていたのですが、日本での取り扱いは、
まだ見たことがないです。気になる人はライカストアで確認した方が
いいと思います。42mmと50mmにはすでに商品コードがあります。