本日の1枚は、春つながりでキジ♂です。
野鳥ファンの間でキジが話題になることは少ないです。
公園内で小鳥を探して歩くルートでキジと出会ったことはなく
もしかすると野鳥ではないのかと思っていたぐらいです。
この写真は、公園に行った帰り道で撮影しました。
とても長い直線の道路で特に何もない平地が続くところです。
「なんか今大きな鳥みたいなものが立ってるように見えたんだけど...。」
Uターンできるところまで行って引き返すと、やっぱり何か置いてあるみたい
再び、Uターンして最初に発見したところで車を止めて確認すると、
リアルなオブジェの正体は、まったく動かないキジさん♂だったのです。
後部座席に置いてあった双眼鏡で窓ガラスを開けて眺めていましたが、
移動する気配もないので、カメラを取り出して撮影することにしました。
まったく初めての大きな鳥の撮影で、間合いがわからないのです。
もっと接近しても大丈夫そうな気もするのですが、
十分観賞させてもらったし、ずっと動かないみたいなので、
結局その日は、そのまま帰ることにしました。
後日、同じような時間にそこを通ると、また同じ場所にいました。
たぶんそこは、縄張りを主張する最前線なのだと思います。
それ以降気になって、この場所を見ることにしてたのですが、
その年はもう姿を現すことはありませんでした。
でも翌年には、大声で縄張り宣言をする鳴き声が聞こえたので
そこはきっとキジたちの住んでいる楽園なのかもしれません。