FUJIFILM X-E2S

日本ではまだ発表されていませんが、

FUJIFILM X-E2のマイナーチェンジモデルとして

FUJIFILM X-E2Sが、699ドルで予約を開始しています。

X-E2Sの機能を、X-E2で相当にするためのファームウェアが

2月4日に公開となっているので、

これに合わせて販売されるのかもだけど、

非常に多くの改善が施される中で、

Fnボタンの色は黒のままです。(シルバーモデル)

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同価格で販売される、FUJIFILM X70は、

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と同じ仕様にしても良さそうなのですが、

この理由で買い換える人はとても少なそうなので、

少し安くなるのなら、些細なことなのかも。

 

Xシリーズの過去記事を読んでみると、

FUJIFILM X-Pro1は、新製品の発表時価格が、

北米では1,699ドルになっていて、X-Pro2と同じ値段です。

X-Pro1は、日本だけとても安かったのですね。

 

何しろ3年前は、1ドルが80円だったので、

ヨドバシ価格でも、税込149,800円に設定できました。

X100 や X10 もすごく人気があった記憶があり、

X-Trans CMOS の採用と斬新なデザインで、

かなり魅力的に感じられていたのです。

 

現在の為替相場は、決して円安ではないと思いますが、

消費税8% + 50%ほど価格も上がっているので、

富士フイルムに限らず、デジタルカメラの国内販売は、

非常に難しい局面をむかえています。

 

日本製のカメラは世界で最も競争力があります。

もちろん技術が優れているという実績によるものですが、

同時に、日本人は世界で最も選択眼が優れた消費者だと思われており、

日本で売れているカメラ = 信頼できるブランドになるのです。

 

世界で最も有名なカメラ屋さんが、

¥215,450 (税込)の価格設定になってしまうのは、

なんだかとても、もったいない気がします。

FUJIFILM X-Pro2 = ¥169,800(税込)

レンズキットの、FUJIFILM X-Pro2/XF35mmF2 R WR が、

¥199,800(税込)となる出荷価格にした方が、

販売戦略上の価値が高いようにも思えるのですけど、

日本の商習慣よりも、グローバル基準を優先させています。

 

X-Pro1 の時もレンズキットの発売は10月なので、

その頃には確実に今よりも円高が進行している雰囲気ですから、

上記の価格よりも実売は安くなっているかも知れません。