単3形電池対応、
超ロングズームデジタルカメラ 「FinePix S9900W」
とうとう生産を終了してしまいました。
このジャンルは、思っている以上に需要があるので、
あまり難しいことを考えなければ、
当分はラインアップから消えてしまうことは
ないと思っていたのですが、
FinePix S1 がびっくりするほど売れなかったこともあって、
富士フイルムも覚悟を決めたのでしょう。
1月15日の新製品発表以降、
- FUJIFILM XQ2
- FUJIFILM X30
の、生産も終了しています。
2/3型 X-Trans CMOS II 搭載機もなくなり、
小型センサーのデジタルカメラは、
FinePix XP90 だけがこれから販売される新製品です。
FUJIFILM X-Pro1 は、後継機が発売されたので順当ですが、
FUJIFILM X-A2 もダブルズームセット以外は出荷停止となっていて、
現在公式のラインアップは、
レンズ交換式のデジタルカメラが、
- FUJIFILM X-Pro2
- FUJIFILM X-T1
- FUJIFILM X-T10
- FUJIFILM X-E2
レンズ一体型単焦点モデルが、
- FUJIFILM X100T
- FUJIFILM X70
実質的にコンデジと呼べるのが、
- FinePix XP90
計7種類の販売に絞り込んでいます。
- FUJIFILM X-Pro2
- FUJIFILM X70
- FinePix XP90
は、2月18日まで買うことはできないので、
FUJIFILM X-A2ダブルズームレンズキットを含めても、
現行商品は、5種類となっています。
来年、もしくは今年のフォトキナのあたりで、
FinePix XP90 も、APS-Cサイズセンサーにして、
FUJIFILM X-WP もしくは、FUJIFILM X-WF + 端番をつけて
全機種、大型センサーの展開もありそうです。
FinePix XP シリーズは、100ドル台の価格が重要なポイントですが、
こうなってしまった以上、低価格カメラの販売を続けることは、
富士フイルムにとってあまり重要ではなくなっています。
- Nikon 1 AW1 防水ズームレンズキット
- PENTAX K-50 ダブルズームキット
のように、4,5万円台でも高性能カメラは存在するので、
レンズ一体型の、耐衝撃、防塵、防水性能を、
富士フイルムらしい、高品質な美しいデザインにまとめれば、
一定数の購買層に対しては、喜ばれると思います。