各社ともに年末のキャンペーンが発表され
今週あたりが、価格改定の最終局面だったのですが、
パナソニックは売り切り体制のようです。
キャッシュバック分を価格に転嫁させるのは
本末転倒なので当然の成り行きです。
この2ヵ月で乱高下を繰り返したキヤノンも
夏休み前の水準ぐらいまで戻しています。
キャンペーンの性格は色々とあって、
お披露目や節目、在庫調整などが考えられます。
お値段重視で見た場合は、
新製品への引き継ぎが目的の時です。
デジタル製品は技術の進歩とリンクしているのですが、
デジカメ、特にレンズ交換式は少し特殊です。
マウント縛りや光学系の速度感が違っているので、
コンデジよりも安定した推移ができます。
ここ数年でミラーレスの認知度が上昇しています。
キヤノンやニコンはこれまでの資産を守らなくはならず、
どうしても後手にまわってしまいます。
キャンペーンの位置付けも、
ソニーやパナソニックの攻勢に対して、
やや守りの姿勢が見られます。
決して大改革で勢力図が一新しないのが、
ライバル社も日本の大企業らしい堅実さなので、
必ずしも新しいものだけが技術のすべての要素ではなく、
カメラの世界の難しさを表しています。