LX100は最高に良くできたおもちゃ箱(である)。
(誰かの名言ではなく、このブログが有名になったら引用してね)
コンパクトカメラは、もはや日本の伝統文化といっても
過言ではないほど熟成されているのですが、
この凝縮された精密感は、接触した者が皆呆れるほど異次元の緻密さです。
コンデジとしては十分にでかいのだけど、
全部本物で手抜きは一切なし!
この先、こんなに手間のかかったデジカメは出てこないかもです。
とても重要な操作はすべてスイッチかダイヤルに、
それぞれ単機能で割り当てています。
左手はレンズ、右手はカメラ機能の配置も相当のこだわりですが、
各スイッチ、特に絞りリングは異常なこだわりで、
A はロックボタンではなく、回転力の重さでコントロールされ、
マニュアル操作時のクリック感は高級マウス並みです。
好みもあるけど、XFレンズよりもいい感触です。
シャッタースピードダイヤルも同じくA は重くて角度があります。
この辺の操作系は縮小サイズにすると使いにくく感じるので、
露出補正ダイヤルも含めて、完璧に計算されたサイズです。
そのせいもあって、かなりキツキツの配置なのだけど、
どうしてもこの大きさじゃないとダメという、
LXの誇りというか美学を貫いています。
最高の技術の中にこそ、最高の美しさが存在するのは、
アスリートの世界だけに限った事ではなくて、
精密機器だって、当然極めればそれは輝いて見えるので、
工芸品としても立派に通用する、実在している美しい製品です。