新年度がスタートして、
2016年度の実績が複数ソースで発表されています。
デジカメの販売台数が2008年にくらべて、
5分の1になっているそうです。
資料を見ると2003年から爆発的に出荷台数は増えていて、
ピークは2008年と2010年にあります。
2016年の売上台数が2400万台と推定されていて、
一番売れている頃は1億2000万台前後のすごい数です。
右肩下がりのタイミングとスマホの販売台数はリンクしていて、
単純に考えればスマホで十分な人が増えてきたので、
単機能のデジカメを購入する人が減ったという感じです。
深読みすれば、2008~2010の3年間だけでも、
3億台以上のデジカメを販売してるので、
必要なお家には行き渡ってしまったとも考えられます。
日本製のカメラは簡単には壊れたりしないので、
今現在も現役で使われています。
飽和状態になると目が肥えてくるので、
1600万画素とか2000万画素の違いはほとんどないかも?
と誰もが気づくようになります。
さらにこの後、コスト削減要求によって、
海外生産が増えていく事になって日本製は少なくなっていきます。
世界中の人たちが欲しているのは、
日本を代表する工芸品、日本メーカーの作る日本製のデジカメ
なので、都会の大手量販店に行けばわかるのですが、
なぜかその部分を見ないようにしています。
こんな簡単な事がわからないはずはないと思うのですが、
たぶんこれを全メーカーが実施すれば、
名産品として横ばいの状態を維持することに成功して、
安定した工業製品として企業を支える事業になると思います。