ソニーのデジカメのお作法が特別に感じるのは、
ソフトウェアの連携が超多彩なところが影響しています。
まずはカメラ内アプリ、
基本の構成はSDカードをリセットする度に行なわれます。
しかも一部の機能は有料というおそろしい仕組みです。
なんかとっても今風ですが、発想は悪くないです。
とりあえず必要なものは無料になっています。
まず基本の、SONY ID を作らなくてはならないのですが、
これはキャッシュバック・キャンペーンの登録用にも必須です。
パソコンとUSB接続しなくてはならないのは謎です。
他にも関連サービスのインストールが必要なので、
呆れるほど、IDの入力をする事になります。
モバイルアプリは別途入手するのですがこれはストアからできます。
ここでもID入力と同意をする作業が多数回存在いたします。
RAW現像、PCリモートには、新アプリImaging Edge
なので、こちらは驚くほどスムーズに完了します。
Imaging EdgeのViewerはサムネイル表示がとても便利です。
クリックで、Editに移行するのですが、流石に出来立ての状態で、
JPEG撮影の画像に対しては使える機能が少な過ぎます。
RAW現像になると、いきなり多機能になるので、
こちらは有料でも使いたいというか必要になる人が増えると思います。
ソフト開発には時間とお金がかかりますが、
Imaging Edgeは、α7R III以降の機種で全機能が使える仕様なので、
現在の勢いで高価なモデルにシフトして行く事になれば、
開発のスピードも速まり、完成度もアップします。
各社が同じようなことをやっていても差別化は難しいです。
ソニーのやり方は必ずしも正解ではなくて、連携が鍵になります。
多くの人が利用するようになると、さらに好循環になるので、
開発の速度が求められている機能と歩調を合わせられるレベルになり、
積極的に活用を考えるようになるのですが、ソフト開発がメインの
企業でも、誰もが使い易いと感じられるのは簡単ではないです。