Hospitality

会社に入って数年ほど働くようになると、

仕事のスケジュールがほんの少しわかってきます。

入社前は忙しくて海外旅行なんて行けないよ!

と、聞かされていたのですが、

パッケージツアーぐらいの休暇は確保できるようになります。

 

たぶん職種にもよると思いますが、

普通の会社は、若手が1週間ぐらいいなくなっても、

余裕で仕事は回る仕組みになっています。

実はこの頃になると、同期入社組に退職者が出るようになるのですが、

それはまた別の話。会社には内緒の門出を祝うパーティーです。

 

行き先はバリ島、プレオープンの超豪華ホテルに滞在です。

それはもうびっくりするほどの規模の施設なのですが、

宿泊客が少ないこともあって、とにかくスタッフの数が多いのです。

フル稼働時が客数当たり2.0以上と言っていたので、

実際には軽く10数倍以上いたように思います。

 

この話はもう何百回も話しているので、

どこまでが本当なのか、もはやわからないぐらいです。

ただひたすら、暖かいところで昼間からビールを飲んで過ごすだけ。

すぐに飽きると思っていたのですが、あっという間でした。

 

バリ島の人たちというか、このリゾートの Hospitality は、

超一流です。何もしない贅沢(正確には何もないように感じる時間)

を、さりげなく作り出すために驚くほど気を配っています。

 

ビーチフロントなので、海までお散歩して戻ってくると、

誰もいないのにシャワーの用意がされていたり、

パラソルが日差しに合せて微妙に角度を変えてあったりします。

何か注文しようとするタイミングになると、

身振りで呼べるぐらい絶妙な距離をスタッフが歩いています。

まるで監視をしているのではないかと思うぐらいに気が利いています。

 

広大なプライベートビーチは、ゴミどころか足跡もないのです。

良く見ていると、何人ものスタッフが常時砂浜を整えているのです。

見えないところでたくさんのスタッフが仕事をしています。

 

お料理もどんな軽食であってもリゾート風で手抜きなしです。

バリ島は独自の宗教なので、お肉が信じられないほど美味しいです。

お家でよくやる、これまでの中で素晴らしかったベスト30、

トップ10圏内の食事、バリの肉料理は2,3種類あります。

 

何かうまくまとめられないですが、

リゾートの楽しみを教えてくれたのは間違いなくバリ島です。