今日から、双眼鏡・スコープ・アクセサリーと、
増殖していく様子を思い出して呆れる企画だったのですが、
急遽変更して、FE 85mm F1.8 にします。
最初にいっておきますです。
FE 85mm F1.8(SEL85F18)の切れ味は凄過ぎます。
例によって、サンプル画像も数値データもないのだけれど、
これを使っちゃたら、ズームレンズに戻れないかも。
とにかく開放から全域でキレキレの描写です。
絞りが何のためについているのか考え込んでしまいます。
もちろんある程度絞らないと合焦位置以外はボケボケになるので、
状況に応じて対応していく必要はあります。
一応、F5.6あたりまでは解像力も多少は上がっていくのですが、
これほど変化の少ないレンズは珍しいと思います。
極端な四隅でなければ、合焦位置が最高の描写になります。
難しいのはボケ量のコントロールであって、
バストアップぐらいの距離感だと相当に気を使います。
全身が写るところまで引けると少し楽を出来ますが、
それでもかなり絞らないと商用風のきりっと画像にならないです。
ここまでレンズの性格がわかりやすいと撮影が楽しいです。
自分ズームは前後の移動だけでなくて、
上下左右にも使え、容赦なく表情を変えていきます。
FE 85mm F1.8は、スーパー美少女レンズなので、
最新設計 + 最小限のシンプル機能で限りなくパーフェクトに近いです。
問題は、α7Ⅱの方にあって、瞳AFがうまく作動しないのです。
SONYのサポート部隊の人と何度も検証したのですが、
α7RⅡ以降の本体だと、確実に追いかけ続ける事ができて、
α7Ⅱの場合、一瞬だけ捉えることは可能ですが実用は厳しいです。
この件については真摯に検討してくれる事になっていますが、
現実的には、次のバージョンアップで対応はする確率は少なくて、
おそらくα7Ⅲで正式に使えるようになるものと思われます。
逆転の発想というか、使えない機能がはっきりした事で、
同等の仕上がりを追求するための設定を考えます。
結果として満足できるレベルに達したので、
α7Ⅱには改めて緊急時の対応を教えてもらった事になります。