魅力的な被写体

デジカメの登場以来、最も多く撮影されている鳥さんは、

たぶんカワセミだと思います。清流に生息する幻の青い宝石の

イメージが多くの人にあるのですが、現在では都市部でも見つけられる

とっても身近に存在する、美しくて逞しい小鳥です。

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スコープ撮影 F4 , 1/30秒 , ISO 64 , -0.33 , 2460mm相当

最初に見た時は、誰もが驚いてしまうほど、超個性的なルックスが印象的です。

カワセミの撮影を目的に、カメラというかレンズを購入した人は多数います。

それほど魅力的な被写体で、光学メーカーにとっては神にも近い存在です。

 

壊れかけの自転車のブレーキ音のような鳴き声で、一直線に飛翔します。

地表スレスレの高さなので、視界からは消えない場所に再び止まることが多く、

水面上の決まった場所を巡回しているので、とても見つけやすいです。

 

そんなわけで、多くのカメラマンや関係者にも溺愛されているのですが、

体長20cmにも満たない小鳥なので、普通のカメラでは少し物足りないです。

上の画像は、ノートリ、ノーレタなので、かなり無理ぎみの設定です。

 

理論上の計算なら、F値を6.5にするか、レンズ径130mmが必要です。

しかし、現実的な画像として問題なく認識できるレベルになっています。

この全然論理的ではないところがデジスコの楽しさなのですが、

現在のデジカメは、とんでもなく高性能になっているので、

かなり難しい状況の撮影も楽々こなしてしまいます。