魅力的な被写体
デジカメの登場以来、最も多く撮影されている鳥さんは、
たぶんカワセミだと思います。清流に生息する幻の青い宝石の
イメージが多くの人にあるのですが、現在では都市部でも見つけられる
とっても身近に存在する、美しくて逞しい小鳥です。
最初に見た時は、誰もが驚いてしまうほど、超個性的なルックスが印象的です。
カワセミの撮影を目的に、カメラというかレンズを購入した人は多数います。
それほど魅力的な被写体で、光学メーカーにとっては神にも近い存在です。
壊れかけの自転車のブレーキ音のような鳴き声で、一直線に飛翔します。
地表スレスレの高さなので、視界からは消えない場所に再び止まることが多く、
水面上の決まった場所を巡回しているので、とても見つけやすいです。
そんなわけで、多くのカメラマンや関係者にも溺愛されているのですが、
体長20cmにも満たない小鳥なので、普通のカメラでは少し物足りないです。
上の画像は、ノートリ、ノーレタなので、かなり無理ぎみの設定です。
理論上の計算なら、F値を6.5にするか、レンズ径130mmが必要です。
しかし、現実的な画像として問題なく認識できるレベルになっています。
この全然論理的ではないところがデジスコの楽しさなのですが、
現在のデジカメは、とんでもなく高性能になっているので、
かなり難しい状況の撮影も楽々こなしてしまいます。