昨日のメッセージは、秋に新生活を迎える用で、
日本的な研修前の心得について基本パターンを紹介したものです。
原本は少し古典の要素があり、所々意訳が含まれています。
後半は、恋愛についての記述がほとんどなので、
このブログにはあまり似合わないので、割愛しています。
異なる文化の人が読むと、断然その方面が面白いと感じるそうです。
今年は空前の売り手市場で、
今世紀最高の内定率のまま既に2019卒の内々定が出ている状況
人事の人も数値目標は当然設定されているので大変です。
「現場はとにかく優秀な人材をよこせ!」
なので、「セッティングするから自分の眼で確かめてよ!」
ぐらいならば、和やかな雰囲気の企業のレベルです。
さすがに最前線の担当者は、自分の仕事を他人には任せたりはしないので、
できる限りの方法で、自分の評価が上がる人材を揃える努力をします。
3月開始をちゃんと守ったとしても、この期間はとても過密です。
いっそのことAIに意思決定を任せてしまいたいと考える人は多いですが、
現段階でそこまでの優秀なエンジンは開発されていないと思うので、
一部のデータを使うと、フィルターとして批判が待っています。
それでも人気の企業は人が集まるので全員を相手にはできないです。
大学名や専攻を記入しなくても、結局採用される人はわかるので、
ありのままの自分を知ってもらう方法が最も賢いと思います。
こうして無事に入社をした正社員は、偉い人の訓示を最初に聞きます。
以降は教育担当者に委ねられ、人事の人は少し離れて相談係です。
この流れは、一律ではなく企業の方針で即現場もありますが、
通常は研修の中で適正が見極められて、配属されるのが一般的です。
よほど特殊な事情がなければ、最初から希望の部署に配属される
ことは極めて異例です。ある程度以上の企業であれば会社全体を知る
ためにも小まめに移動して、広い視野と対応力を厳しく評価されて、
現場から引きがあれば、暫くはそこに定着して働きます。
そしてある日、自分の仕事に対して価値があると感じる時がきます。
思い上がりでもなく、他人の評価でもなく、自分自身で気がつくのです。
それを天職として極めるのか、さらに高い価値を見つけるのかを
考えて働けるようになるのかはようやくその頃なのです。
最後まで会社に残れる人は今ではとても少なくなっていますが、
会社の良否はそれぞれだけど、少なくとも上記の感触を実感できるところ
は、優良企業の条件を満たしていると思います。