FUJIFILM X-T3 ひっそりと発売されています。
他社様が豪華な発表を繰り広げる中で、
しっかりと市場に潤沢な数を供給しているのは立派です。
富士フイルムはこれまで、
写真の原点を追求する姿勢が評価されて選ばれる
ある意味、理想的な展開であったと思います。
元々(今でも)フィルムメーカーなので、
画像を記録する最後の役どころを担っていたのです。
かなり上から目線で表現すると、
全てのカメラは、富士フイルムを使うために設計されていたわけで、
他社のカメラが売れるほど、富士フイルムは儲かる仕組み
になっていて、自社製品はリファレンスモデルです。
デジタル時代が到来して、
カメラだけではなく、全ての業界は寡占化が進行しています。
富士フイルムは市場の原理からすれば衰退していく
可能性が大いにあったのですが、
膨大な研究データを活用して現在も揺るぎない存在です。
話がだいぶ飛躍しすぎたので元に戻します。
今回発売されたFUJIFILM X-T3 は、
見た目は依然とあまり変わらない様にも見えるけど、
随所に最新の規格を積極的に採用しています。
カメラの本質を見失わず、富士フイルムの色彩を継承して、
写真文化の変化にも対応していく提案が詰まっています。
XF16-80mmF4 R OIS WR が、間に合わなかったのは
少し残念ですが、一緒に発売されると予算オーバーで買えない
という悲劇も考えられるので、少し価格が落ち着いてからでOKです。