MONARCH HG 10×30

光学機器のブースの入口

今年は手前からいきなりSwarovskiとKowaが並んでいます。

この2つはバードウォッチャー御用達のブランドで、

なぜここにあるのかというと、すぐ裏に協栄産業のブースがあって、

通常価格の15%引きなので毎年びっくりするほど売れています。

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HG 42mm / 30mm

今年は、CL COMPANION Bright もELタイプストラップが標準装備です。

マグネシウム好きにはたまらないデザインで、実視界も少し広く感じられます。

Kowaの新製品は、小型のフローライトスコープ

接眼込みなのに超軽量です。双眼鏡はGENESISが揃っています。

気の早い方なら、この時点でお腹いっぱいになりそうです。

 

JBFの展示というか売れ筋も含めて主力は30mm級の双眼鏡なので、

この先も双眼鏡の展示はひたすらに続いています。

ニコンブースは、MONARCH HGが4機種すべてが主役です。

ここでまさかのWXが登場して、驚愕の見え味にしばらく放心します。

キヤノンもパワードISがそろい踏みで全機が手ぶれ補正付きです。

最端のZEISSブースまで辿り着くにはかなり時間がかかります。

その間も滅茶苦茶誘惑が多いので、1時間はあまりにも短い時間です。

 

例年だとまずニコンブースで、NIKON 8×20HG L DCF を見て

「特別な明るさ」の基準を確認するのですが、

今年はハイグレードモデルの展示がなかったのでそろそろ終売なのかも。

昨年までは、MONARCH HGの30mmがなかったので、

NIKON 8×20HG L DCF を見た人が本格双眼鏡は必要ないかもという

人が続出していたので、あえて見送った可能性もなくはないです。

 

会場の紹介が長かったので一気にいかせてもらいます。

 

トータルパッケージも含めてバード専門ならば、

  • SWAROVSKI CL COMPANION Bright 8×30

多少重くてもその先が必要ならば、

  • SWAROVSKI EL8×32 SWAROVISION WB

フィールドワークでタフに使い込むタイプは、

  • KOWA GENESIS 33 PROMINAR 8×33

お出かけにいつも持ち歩く双眼鏡は、

  • NIKON MONARCH HG 8×30

このクラスになると20mm級ではとどかない領域です。

お値段もブランドも忘れて素直に驚いたのは、

このクラスの双眼鏡はまだ可能性があるというか進化しています。

 

最も難しいMONARCH HG の42mmと30mmの違いは、

高級腕時計のメンズとレディースのような関係です。

8倍と10倍の選択は完全に相性だと思いますが、

MONARCH HG 10×30 は、ほど良い軽さが効果を発揮します。

 

ここからはおまけなので、心をおだやかに読んでほしいのですが、

MONARCH HG と、MONARCH 7 で悩んでいる方へ、

双眼鏡はただ見るだけの道具に過ぎないですが、

たぶんいつか後悔する日がくるので、

MONARCH HG を選んだほうが安上がりだと思います。

 

MONARCH 7 を既にもっているのはかなりの上級者なので、

5年の歳月を受け入れる覚悟でお試しした方がいいです。

 

※ このエントリは物欲まみれの感想なのでご注意ください。