AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
今年はこれを買いました。
8年前と10年前に発売されたモデルなので、
最新の製品とくらべるのはかなり無理があることを承知しております。
ゴールデンウイークを過ぎて6月になるまでの間は、
ひたすらにネットサイトを巡回して過ごしていたと思います。
このブログはまず先にレンズ決めてからスタートする事がほとんどなので、
なんだかとても新鮮に感じました。
実物を見ないで買うのはあまりにも怖すぎるので、
タイミングを見計らって実店舗でA品を無事にゲット致しました。
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED にした主な理由は星景写真。
後ぎりぎり制御できそうな感覚もあったと思います。
ところがです。今年はもう仕方のない苦渋の決断もあって、
相次いでイベントが中止になりました。
別に一人じゃ行けない年齢でもないのですが、
だからこそ...。
お家に引きこもって、
「やっぱりいいわ、ニコン。」
「かっけえぇ!」
キムタクごっこをしていても心はなかなか晴れないので、
遠征はあきらめ身近な被写体を探してシャッターを切りまくります。
操作で戸惑うことはなくて直感的に意図を反映しやすいですが、
光を読み違えると容赦なく咎められるというか
リアルな結果として画像に残ります。
当たり前ですが丁寧に扱えば期待以上の撮影機材です。
撮影距離を1m以上確保してF値が2.8よりも絞れる環境においては、
高級なズームレンズの広角端の良像率と同じぐらいです。
ちょっとガッカリのような気もするけど、
このレンズの魅惑のポイントは上記よりも内側を使うシーンに存在します。
取扱説明書の中にもかすかに気付くレベルで記載されています。
もし年初に購入した機材が、
Z 6 24-70+FTZマウントアダプターキット であれば、
新しいレンズを追加することはたぶんなかったと思います。
D800E ではなくAPS-C機にしていたらフルサイズ用のレンズは選択肢にならず、
春の篭城期間がなければこれほどNIKKORレンズに興味を持つこともなかったでしょう。
予定通り観望会が開催されていたら屋外専用のレンズとなった可能性もあり、
本当にたくさんの出来事によって特別な価値を見出したのです。
例年にくらべ撮影機会は激減しましたが、
NIKON D800E + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED は、
いつも手元にあってカメラ愛好家の喜びをサポートしてくれ、
写真愛好家としては新しい領域を再認識させるきっかけとなりました。
来年のことは全くわからないけれど、
今より少しでも良くなる事を激しく期待しています。