双眼鏡を使う場所 舞台 / 劇場 / 講演

舞台や劇場に行くのは本物が見たいから、

もしくは本人を身近に感じたいとの想いからでしょうか。

 

忘れないように書いておくと、

双眼鏡を素晴らしい道具として感じられるのは、

遠くのものを見る時より、むしろ思っているより近い場所です。

特に、まさかそんなところで使うの?

という意外な場所が多いです。

しかもそのような場所は繊細で微妙な空間です。

 

常識は忘れようとか、ぶっ壊すものだとは少しも思ってないです。

常識というのは時間をかけてゆっくりと変わっていくものだと思います。

前置き長いのですが、表題の場所で双眼鏡を使う人は増えています。

環境を壊すのも守れるのも人間の振る舞いと知性だけです。

 

さてここからは、超ピンポイントな双眼鏡の話です。

  • MONARCH M7 8x30     かつてない感動と出かけよう。

昨年末、Nikon から 発表された製品です。

舞台や公演のお供に最適です。

 

双眼鏡の基準にふさわしい見え方です。

具体的に書くと、誰が見ても1万円以下の双眼鏡とは違うとわかります。

この見え方をする双眼鏡の中ではかなり小さいです。

お値段は最初は少し高いと感じるかもです。

 

このレベルの双眼鏡を使うと元には戻れなくなります。

最大の難関は、重さやデザインをどこまで許容できるかです。

最近のニコンらしく装飾は控えめです。

重さについては難しいですが、対物キャップはつけない、

ケースは巾着袋を使う、思い切ってストラップも布紐にする。

これで数十グラムは軽量化できます。

(持ち運ぶ時にほんの少しだけ軽くなる程度の工夫です。)

対眼キャップはつけた方がいいと思います。

 

レンズのように気楽に売れるとハードルも少し下がるのですが、

たぶんそれなりに使い道はあると思います。

冬が終わって八ヶ岳方面に普通に行けるようになれば

車に入れておくだけでも結構いい仕事をします。

 

しかしまあ、趣味はカタチから入るのが好きなタイプであれば、

それほど贅沢な買い物には感じないような気もします。(←てきとう)

本当におそろしいのは以降に選択をする双眼鏡です。

これについてはまったく予測ができないです。

いや、ある程度の想定は可能なので、

その先にあるのは、好奇心との葛藤です。

 

HGとM7はくらべれば、違いに気が付く人もいるとは思いますが、

その特性が必要かどうかの判断は難しく、

M7の方が見やすいと感じる人がいても不思議はないです。

1万円級と3万円級の差は大きいですが、

10万円級になるとそこまでの大差はなくて、性能よりも性格が際立ちます。

 

おまけ :

双眼鏡には、普通の双眼鏡とそうではない双眼鏡があります。

両者は似たような製品ですが、全く違う世界の存在です。

まだ見たことのない世界をいつも探しています。