お家の双眼鏡で最も稼働率が高いのが、10×25 HGです。
今まで低倍率双眼鏡ばかり紹介してきたので、
昨日のエントリでかなり言い訳をしておきました。
とても悩みました。最終的な段階で、8×20,10×25,8×32
のどれかを買うつもりでした。お店に行く直前では
8×20が最有力でほぼ決まっていたはずだったのですが
お持ち帰りしたのは、10×25 HGでした。なんで?
見た目で決めたんです。
20mmHGシリーズは、対物側にピントリングがあります。
そのため対物レンズに指紋をつけそうになる8倍のモデルは
避けたいと思ったりしたことも確かですが、寸足らずに見える
8倍より10倍の方がその時は美しく思えて買っちゃいました。
いつか20mm級のおすすめリストを公開する予定ですが、
この機種は入らないと思います。さらに10倍ならこれがいいリスト
があったとしても、この機種はやはり入らないと思います。
とっても熱烈な10×25 HGファンの人がいるかもしれないので、
これを買って良かったと思うところを3つ紹介いたします。
10×25 HGを買った後、まるでその弱点を補強するかのように
あまりの見え方に双眼鏡の女神さまが舞い降りてきたかのごとく
色々のタイプの光学機器を買ったり、見に行ったりもするようになって、
光学製品に対する知識が、それ以前にくらべるとだいぶ増えました。
お気に入りの双眼鏡を手に入れたことで、バードウォッチング以外の
使い方を模索するようになり、小型軽量なので色んなところに持ち出すように
なって、小さな発見をする楽しみがちょっと理解できるようになりました。
8×32とくらべると手ブレをするので、フォームにも気をつけるようになり
木にもたれかかったり、柵があれば肘をのせてできるだけ安定させる
何もなければ低い姿勢に構えるなど、状況に応じて色々と工夫をすることで
結果として、野鳥に対するストレスもほんのわずながらも軽減すること。
10×25 HGは、たくさんのことを教えてくれたとても優秀な先生であり、
そんな感謝の意味も含めて、今も使い続けているお気に入りの双眼鏡です。