ここ数年、双眼鏡利用率に増加傾向が見られるのはコンサートホールです。
クラシック会場では、それほど目立たないのですが、
思っているよりも不思議と多く感じます。
全体が奏でるオーケストラの森を感じて陶酔するのが理想ですが、
時には満足して「木を見て森を見ず」の小休止の状態は結構あります。
知り合いの演奏者がいれば特別に注目してしまうものです。
やはり自分の好きな演奏者の動きや表情を良く見たい時もあります。
ここで登場するのが小さな双眼鏡です。
曲間にサッと出して次の曲間に元に戻します。
意外と気になるのは双眼鏡ケースのマジックテープを剥がす音です。
多くの人が集まっているので多少の音は仕方がないのですが、
あの音を聞くとこのブログのような人間はそれがとっても気になります。
マナーとかルールの問題とは関係なく、
どんな双眼鏡なのかが気になって探してしまいます。(笑)
そんなわけで音楽会に双眼鏡を持っていく時は、
布製の巾着袋にしましょう。もしくは布製のカメラ袋。
これを事前に揃えるのは当日を想定した周辺機器選びです。
東京芸術劇場の大ホールならあえて最後部の席を好んで予約をします。
視覚と聴覚は連動してるので、下から音楽が湧き上がってきます。
一度行った場所なら席番号でおよその位置はわかるので、
それにあった双眼鏡をチョイスします、
視点を変えると曲全体のイメージも変わってくると思います。
予約をしたシートがいつも特等席
毎回新鮮で素晴らしい世界が待っています。