今年のクリスマスわいんは、
肉専用黒ワインカーニヴォになりました。
Cahors (AOC)と、色合いは似ているのですが、
エレガントなマルベックとは味わいはかなり異なります。
いかにもカリフォルニアのワイルドな感じです。
ポイントは、肉料理と相性がいいとかスマートな雰囲気はなく
血の滴るような直火焼きの肉の塊が似合っています。
そんなわけで、調理が難しそうな棒状のアメリカビーフで、
かなーり時間をかけて試してみました。
念のための保険として、切ってあるタイプも時間差で焼きます。
単品で味わうと、骨格のしっかりしたフルボディです。
このワインが肉専用を明記してあるのは、
複雑なスパイスを感じる部分です。
普通の牛肉だとワインがかなり強過ぎる印象
卓上のフォークとナイフでは太刀打ちできないような
肉の塊だとホントに良くマッチ致します。
中央部には塩やコショウの味が染み込まないので、
カーニヴォがスパイスの役目を果たします。
この感覚はとても面白いです。
お肉の産地、例えばオーストラリアとかを思いだします。
一応フォローしておくと、日本で売ってるオージービーフは、
輸出品なので、とても食べやすくなっています。
現地価格で提供されるビーフステーキは、
肉との戦いを余儀なくさせるので、
このワインがあったらさぞ楽しめると思うぐらい
強烈な個性のあるワインです。
お家のワイン消費量は、
一週間で、2,3本が限界なので、
このペースだと、日本ワインのお試しは、
まだまだ先になりそうです。