先日の「フィルムカメラで撮影をしよう夏休み!」
のデータ、ようやく落ち着いてきたので、
デジタル化に着手をしています。
MP980 本体からの操作だと1200dpi相当で、
4枚セットしてもおよそ3分ほどで出来上がります。
そのままKGサイズに出力すればOKなのですが、
パソコンから操作をすると、
6432 × 4288 驚愕の4801dpi 24ビット出力が出来ます。
ビットマップイメージ(bmp)なので、1枚あたり約80MBです。
アプリから直接指定する方法の他にスキャンドライバも使えます。
この段階でカラーバランスを整えるのですが、
気分は完全に職業写真家の雰囲気です。
MP980 はわずかに10年ほど前の機種なのですが、
とんでもない精度を誇る奇跡の製品だと感じさせられます。
おそろしく時間を必要とするのだけれど(約10分/枚)、
確実にその価値を実感できるレベルにあります。
PROVIA 100F はイメージしていたよりも穏やかな仕上がりです。
Xシステムのフィルムシミュレーションであれば、
ASTIA/ソフトとクラシッククロームの中間あたりの表現をするのに、
色彩だけはわずかに鮮やかという不思議なポジションです。
作業工程が複雑なので、作品の完成形によっても
かなり違った印象になるかと思います。