点像復元処理を搭載して回折補正をしているカメラと
それ以前のデジカメでは、大きく世代が変わっているように感じます。
LX5だと、よほど接近しなければならない時以外は、
対象物にピントがあっている状態なので物撮りが楽に行えます。
LX100の場合、最初ピントが薄くてびっくりしたのだけど、
ISOオートにすれば、明るい室内は手持ちでもOKです。
(1/21,1/22のスコープは計量してる方が三脚未使用)
レンズ交換できるカメラは、相当強力な手ぶれ補正でも、
三脚なしは難しく、絞りもF16とかになるとぬるい画像です。
新世代の画像処理エンジンを搭載したカメラは、
この部分でも2,3絞りほど余裕があるので、
表現の幅というか、カメラらしく使える工夫があります。
それでもやはり近年もっとも衝撃的なデジカメに関する事件は、
Xシリーズの、フィルムシミュレーションモードです。
滑らかな肌色再現のASTIA。
見た目に自然な色再現のPROVIA。
単なる現像処理と違って感じるられるのが、フジカラーです。
ハード、ソフトともに進化をしていて写真は奇麗に仕上がるのですが、
FUJIFILM Xシリーズは、
この時点から色彩表現に関してはまったくぶれてないです。
操作性や機能面では、現在とは比べ物にならないほど進化をしているけど、
正確にピントを合わせて、ぶれない条件を整えて構図を決めるだけ、
言葉で説明すると簡単そうですが、これを素早く実行するために
膨大な技術と情熱を競い合っているのが最新のデジカメです。
美しさの条件は人それぞれ違って当然と考えられます。
後処理で広がるデータを残しておくのも冷静な判断だと思います。
職業写真の世界ではスペシャリストの連携も重要なのですが、
撮って出しが最高に感じられるのが理想のデジカメです。