ビール なぜ値上げ?

今さらですが、ビール本当に値上げしました。

麦芽比率による税制改革で、本物のビールについては、

少し安くなるかと思っていましたが、

それとは別の規制により今回は値上げしています。

 

ビール税は、これから10年かけて54.25円に一本化する

予定となっていますが、安くなる事はまずないです。

これ具体的に誰が決定したものか良くわからないのですが、

国内消費支出を冷え込ませる事にかけては我が国は超一流です。

 

少ない所得であっても、せっかく購入してくれる納税者様を

これ以上減らしてどうすんの?

って感じです。嗜好品はなくてもあまり困らないわけで、

高ければ同等の製品を探すことになります。

蒸留酒が安酒とは限らないですが、

健康について心配してくれるなら依存性は高いです。

 

世界最高水準のビール生産国なので、

輸入のビールを好き好んで飲む人は非常に限られています。

内部生産、内部需要を下げればますます税収は減って、

そうでなくても二重課税の優等生を狙い撃ちです。

どうしても自由競争の邪魔がしたいようです。

 

こんなことをしても街の酒屋さんが復活する事はないです。

大手流通グループがこれにより値下げ要求について

改めるかというと、カタチをかえるだけです。

お金持ちが大金を使ってくれた方が効率はいいのですが、

残念ながら個人ではないので、数字だけが蓄積されていきます。