好き嫌いのツボ

このブログは双眼鏡を中心として、

光学機器全般について感想を綴るブログです。

今月は連続して双眼鏡情報なので、訪問数が多いです。

双眼鏡は見え味が重要です。

素晴らしい見え方をする双眼鏡は、

それなりに高価な部材を使っているので、

見た目も美しいものが多いです。

 

双眼鏡は見る道具ですから、あまり見られることを意識しないで、

機能美を追求した結果、デザインもすっきりしています。

ところがデジタルカメラは好みが意外とあります。

最高級の性能を求めるとかなり重たいです。

デザイン的にはやはり美しいのですが、

総重量が2kg以上にもなるので、

気楽に持ち歩いて使うのには少々無理があります。

 

どれぐらいが適当なのかは利用者次第ですが、

このブログ的には700gあたりがひとつの基準になっています。

三脚とかを使う場合は、もう少しだけがんばります。

 

この基準だと6ケタ級の機材はほとんど全滅です。

ミラーレス機の登場で、この問題はかなりいい感じなのですが、

それなりに制約もあります。軽さと高級感は両立せず、

良いレンズはどうしても重量があります。

写りには直接関係ないのですが、

プラスティックマウントのレンズは抵抗があるとか、

こだわりとの戦いになります。

 

高級コンパクトカメラが落とし所としては無難なのですが、

それなりに高価ですし、高画質機は単焦点が優位です。

この点各社の設計者は無理難題の解決策として、

レンズ交換式のエントリー機をたくさん開発しています。

しかし想定した数ほどは売れなかったので、

次第に選択肢は減る傾向にあって、

行き着く先は、ミラーレス機も二極化になります。

 

スマホで簡単に撮影が可能な今、デジカメ単体を選ぶ理由は、

オタクとは、スキなことを追い求める者である。

ヒット商品のヒントはたぶんこの辺りなのだと思います。