国立科学博物館「重要科学技術史資料」

「リアラ仕上げでお願いします!」

魔法の呪文を唱えると、

少しだけきれいな写真に仕上がるようになります。

fujifilm.jp

正確に覚えているわけではないのですが、

100円ぐらい高価なフィルムと、

ほんのちょっとだけ高級なプリントを指定することができた

はずです。近所のカメラ屋さんはスピードを競っていた時代です。

 

とにかく都心の専門店に直接依頼をして、

袋に「リアラ仕上げ」と書いた引き換え券をもらい、

後日再び取りに行った事があります。

 

きれいかどうかは、極めて主観的な部分であり、

特別な工程(フィルムと現像処理を純正で行う事)は、

非常に丁寧で大切にしてくれる感じが致しました。

 

Xシリーズのフィルムシュミレーションは、

ポジが主力なので、贅沢極まる仕上がりを見せるのですが、

REALAモードあったら楽しそうです。

難しいのは、プロフェッショナルフィルムとの違い

の部分になるので、小さな贅沢をどう表現してくれるのか

とっても興味があるところですが、

科学技術の発達史上重要な成果として、

次世代に継承する魅惑のフィルムの存在が相応しいです。