「リアラ仕上げでお願いします!」
魔法の呪文を唱えると、
少しだけきれいな写真に仕上がるようになります。
正確に覚えているわけではないのですが、
100円ぐらい高価なフィルムと、
ほんのちょっとだけ高級なプリントを指定することができた
はずです。近所のカメラ屋さんはスピードを競っていた時代です。
とにかく都心の専門店に直接依頼をして、
袋に「リアラ仕上げ」と書いた引き換え券をもらい、
後日再び取りに行った事があります。
きれいかどうかは、極めて主観的な部分であり、
特別な工程(フィルムと現像処理を純正で行う事)は、
非常に丁寧で大切にしてくれる感じが致しました。
Xシリーズのフィルムシュミレーションは、
ポジが主力なので、贅沢極まる仕上がりを見せるのですが、
REALAモードあったら楽しそうです。
難しいのは、プロフェッショナルフィルムとの違い
の部分になるので、小さな贅沢をどう表現してくれるのか
とっても興味があるところですが、
科学技術の発達史上重要な成果として、
次世代に継承する魅惑のフィルムの存在が相応しいです。