絶滅危惧種

昨日の変な文章を読み返してみて思ったのですが、

それまでなかったところに巨大な市場が生まれた場合

政府が介入したりすればなおさら従来型の企業が群がったりするから

携帯電話のように、特権を持った会社が独占的に支配する異常な状態に

陥る可能性が高くなるので、それだとあまり面白くないかもです。

 

ネットが普及したことで、近所の駅周辺でも本屋さんが減っています。

ほんのちょっと前まではたくさんあった個人の写真屋さんなんて今では

まったくなくなってしまいました。どんな産業もいつかは衰退していく事

は学校でも教えてくれるので、頭では理解ができるけどちょっと淋しいです。

 

カメラ業界は今日もなお、世界の最前線で頑張ってはいますが、

実際の製造拠点は既に海外比率の方が多くなっていて、日本のメーカー

はもはやブランドだけになりつつあることは既に何度も書いています。

政治家でも経済学者でもないけど、本当にみんながそれを望んでいるのか

どうかもよくわからないです。双眼鏡に関してだけなら完全に危険領域です。

 

日本のメーカーが作った日本製の双眼鏡を買いたいと思っても、

簡単には手に入れることは難しく、かなり注意して探すことをしないと

ならない状況なのです。皮肉なことに、MADE IN JAPAN の商品は、

日本以上に海外ではブランド化が進んでいるので、海外メーカーが販売

する日本製の双眼鏡なるものが売れてしまう歪な構造になっています。

 

絶滅危惧種に指定されてから保護することを決定したとしても、

破壊してしまった環境はもとには戻りません。細々と生きながらえるのが

精いっぱいで、それすらできなければ、博物館か記念碑として残る運命です。

何か昨日よりもさらに変な方向になっています。

明日はきっと平常運転に戻れると思います。