デジタルデータ自体は劣化しないのですが、
記憶媒体の変化や、そもそもちょっと古いものだと、
再生するためのハードウェアを入手することができなくなります。
デジタル技術が普及してからも、
様々なデータの保存方法が生み出されていますが、
絶対的に安全な対策手段は未だに確立されていないのです。
実際、小規模な業務用システムであれば、
磁気テープが現役だったりもします。
先日のPHOTO CD も、もう少し遅かったら、
見ることができなかった可能性も非常に高かったのです。
永久に残す価値があるものかどうかを決めるのは、
個々の判断によるものですが、
今のところ、印画紙に出力された写真ほど、
残っているものが多いです。
前説長いですが、今回せっかく蘇らせた画像なので、
どのように保存するのかを考えました。
その中の一つの選択肢が、M-DISC なのです。
比較的新しい技術なのに、
ほとんど一般には普及していない謎のメディアです。
データの記録装置も限られていて、
先月の在庫処分でつい一台買ってしまいました。
再生は既存のドライブでも可能とあります。
非圧縮のデータと最高画質のJPEGの両方を作成しましたが、
果たしてどれぐらい大丈夫なのかは、
時間が経ってみないと、わからないです。